2019年8月12日更新
迷子になった愛猫の為に参拝した人ってたくさんいるんだろうな。
迷子になった猫さん達が、『どうか無事に飼い主さんの元に帰れますように…』
迷子になった猫が帰ってきた!「猫返し神社」は、東京都立川市にあります。境内には飼い猫の無事な帰宅を願う絵馬が多数かけられていて、帰ってこなくなった愛猫を心配し飼い主の切実な呼びかけが綴られています。
迷子になった猫が帰って来た「猫返し神社」
猫返し神社の正式名称は、「阿豆佐味天神社 あずさみてんじんしゃ」「立川水天宮」
1629年(寛永6年)創建の歴史ある神社です。主祭神は少彦名命と天児屋根命で、安産、子授けの神様として知られ、本殿は、立川市の有形文化財に指定されており、本殿の右横に、少し離れて、蚕影神社(こかげじんじゃ)のこじんまりした境内社が立っています。蚕影神社は蚕の守り神です。
蚕の天敵はネズミ。そのネズミを捕まえるのが猫。このつながりで、蚕影神社が猫の守り神であるという説になったそうです。
※猫返し神社は通称名で、正式には蚕影神社(こかげじんじゃ)阿豆佐味神社の境内にお祀りされています。
東京都西多摩郡瑞穂町にある阿豆佐味天神社は総本宮。
猫返し神社は東京都立川市砂川町にありますので、お間違えのないように…
住所 東京都立川市砂川町4丁目1−1
時間 9:00~17:00
電話番号 042-557-0439
全部で9つの神様が祀られています。
『ただいま猫』
猫返し神社の参拝のマナー
遠方の方へ郵送でも対応可能。
ジャズピアニストの山下洋輔さんの飼猫が迷子になったとき、家の周囲を数キロにわたって探しまわったけれど見つからず、途中で通りがかったこの神社を参拝した所、間もなく猫が何事もなかったように帰ってきたそうです。そのあらすじを自著に書き、その話と蚕影神社が結びついて、この神社にお参りすると迷い猫が帰ってくるという都市伝説が生まれました。
その他の東京都内
新宿区 市谷亀岡八幡宮
猫の健康祈願ができる神社
全国でも珍しい猫や犬を連れて参拝できる神社で、ご利益は凄いと話題。
事前の申し込みをすると、七五三祈願や初詣祈願も受け付けてくれるようです。猫の健康祈願での参拝者は多いようです。
所在地:東京都新宿区市谷八幡町15
アクセス:市ヶ谷駅より徒歩5分。
まねき猫発祥の地として有名な神社。江戸時代に近所のお婆さんが愛猫を手放したことを悲しんでいた所、枕元にその愛猫が出てきて「自分に似た像をつくれば幸せになるよ」と言ったそうです。その猫が今のまねき猫の元となったと言われています。イザナギノミコト、イザナミノミコトが祀られていることから縁結びの神様としても有名です。
また、浅草名所七福神の一人「福禄寿(ふくろくじゅ)」も祀られています。
住所 東京都台東区今戸1-5-22
戦前まで迷い猫のために祈祷を行ってくれる神社として知られていました。愛猫がいなくなって『無事に帰って来ますように…』と願いを込めて参拝をしに来られる飼い主さんが多かったようです。
住所 東京都中央区日本橋堀留町2丁目1−13
赤坂 美喜井稲荷(みきいいなり)
和菓子の『とらや』の隣にある神社で、狐の代わりに祀られているのが猫。猫のお陰で火事から救われた人が、代わりに火事で亡くなった猫を祀ったという言い伝えがあります。ここの猫神に願かけする場合は『タコを食べてはいけない』という言い伝えがあります。
住所 東京都港区赤坂4‐9‐19
神社のお供物を食べるネズミを退治したことで猫が祀られていて「阿於芽猫(あおめねこ)」を祀った祠や「大黒天猫」「恵比須猫」も祀られていると言われています。
住所 東京都青梅市住江町12
東北地方
宮城 田代島 猫神社
「猫の島」と言われるほど猫がたくさんいる島として猫好きには有名な田代島には猫神社があります。もともと漁師が多かったこの島には猫で漁を占う習慣があり、それが神社に発展したのだろうと言われています。
住所 宮城県石巻市田代浜字
アクセス 仁斗田港より徒歩約20分
山形 東置賜郡 猫の宮
その昔、観音菩薩から三毛猫を授かった夫婦がいました。夫婦は猫を可愛がっていましたが便所の天井裏に隠れていた大蛇から主人を救おうとして唸っていたところを誤解されて殺害されてしまいます。猫が自分達を救おうとしていたことを知った夫婦が後悔して猫を手厚く葬ったのがこの神社の始まりだと言われています。ペットの健康祈願や供養を目的に来る飼い主さんが多いことで知られていて、亡くなった猫の写真が拝殿にたくさん貼り付けられていたり、猫が生前使っていたものが奉納されていたりします。隣の犬の宮では、毎年7月の第4土曜日にペット供養が行われています。
住所 山形県東置賜郡高畠町高安910
信州
長野 上水内郡 法蔵寺
猫が和尚さんの法衣を来て動物たちの前で和尚さんそっくりの説教をしたという逸話があるお寺。猫塚や猫が着用したと言われる法衣も残っているそうです。
住所 長野県上水内郡小川村瀬戸川19280(法蔵寺内)
北陸
新潟 長岡市 南部神社
年老いて化けて妖怪になった猫を猫又と言いますが、ここでは蚕を食べるネズミを退治するとして猫又権現が祀られています。また、狛犬と一緒に並ぶ番傘をかぶった狛猫がいるのもこの神社の特徴。招き猫にも通ずることから商売繁盛や運気アップのご利益があるそうです。
住所 新潟県長岡市森上
関西地方
かつて日本各地の農家で行われていた養蚕は、人々の暮らしを助けてきました。しかし、ネズミによる被害も多かったため、天敵である猫を飼うことになります。農家の人々は神社に参拝し、蚕神に祈り、蚕病や鼠除けのお札と共に、豊蚕と養蚕守護を願います。そして、猫の姿を彫った像が神社に奉納されました。怖い顔で睨み付ける狛猫です。蚕を食べてしまうネズミを退治してくれます。問題を解決してくれた猫は、神様のように大切に扱われました。
金刀比羅神社内「木島神社」
住所 京都府京丹後市峰山町泉1165-2
電話番号0772-62-0225
時間 9:00~17:00
アクセス 北近畿タンゴ鉄道峰山駅下車、徒歩20分
約500年前から信仰されてきました。江戸時代には阿波藩、長谷川奉公家が代々崇敬しました。
別称「猫神さん」という呼び名の由来は”阿波の猫騒動”が発端となっています。
住所 徳島県徳島市八万町向寺山55
電話番号 088-668-6915
時間 9:00~17:30
アクセス 牟岐線、文化の森駅から徒歩20分
高知 須崎市 猫神社
江戸時代に吾川郡仁淀川町の寺で飼われていた犬や猫を祀ったという由来のある神社。喘息に効くという言い伝えもあるそうです。猫神社には多くの人がお供えした招き猫がところ狭しと並べられていて、訪れた人はこれらの招き猫を持ち帰ることができるという変わった神社です。
住所 高知市須崎市多ノ郷乙477
九州地方
仙巌園は薩摩藩主である島津家の別邸として1658年に建造されました。約5ヘクタールの広い敷地面積には、立派な邸宅と美しく管理された庭が広がります。この”猫神神社”は、仙巌園東側のやや北にあります。
1592年から始まった文禄の役(朝鮮出兵)の際に、島津義弘は猫の瞳孔の開き具合を見て時刻を判断していました。そこで7匹の猫を連れていきます。生還したのは2匹。「ヤスとミケ」です。生還した2匹であるヤスとミケは、後に猫神として祀られます。ヤスとミケが描かれている絵馬は仙巌園限定。二匹ともまん丸の猫ちゃん!猫神社には様々な絵馬があり、興味深いです。
仙巌園 猫神神社
住所 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
電話番号 099-247-1551
時間 8:30~17:30
定休日 年中無休入場料金:大人1,000円、小中学生500円
アクセス 鹿児島中央駅より車で20分
大分 臼杵市 福良赤猫社
福良天満宮の中にある神社で信仰心の高かった大塚幸兵という商人は赤猫と呼ばれていましたが、この商人にあやかって赤猫の置物を幸せを呼ぶとしてお祀りしたのが始まりだと言われています。絵馬、おみくじ、お守りなどに赤猫が描かれているため猫好きに愛されています。
住所 大分県臼杵市福良211(福良天満宮内)
もしも…愛猫がいなくなったら、まずは近所の『ボス猫』に声を掛けてみましょう。
『うちの◯◯ちゃん知らない?もし見掛けたら家に帰るように伝えてもらえる?』
3日以内に『無事に帰って来た』っと言う実話が多数あります。『猫は神様』と言われ、そして不思議な力を持っています。
外猫さんを見掛けたらそっと見守ってあげましょう~(*⌒∇⌒*)
今日も読んでいただきありがとうございました_(..)_🌸